8月7日月曜日 鋸を傾けて切る「留切り」は身に付けたい技術

期末試験が終わった。後で試験の結果を分析してみようと思う。月曜午前中の木材料授業は終了し、実技の時間に変わった。月、木、金が一日製作となる。しかも座り作業が続くので体もそれなりにきつい。「座り作業」は日本の特有のやり方で海外では立ち作業である。そしてその違いは道具の進化にも大きく影響している。日本は鋸(のこ)も鉋(かんな)も引いて使う。日本以外では鋸も鉋も押して使うのだ。
学校で座り作業をするのは、座り作業で覚えた技術は立ち作業でも応用でき、逆に立ちで覚えた技術で座り作業をする時はとても苦労するから。
そんな訳で午後も座り作業で、馬乗りほぞ接ぎ枠の仕上げの続きをする。馬乗り加工の接合部がピタリと合わず苦戦している。3.4回バラして面を取り直して組立ててなかなか進まない。馬乗りほぞは、始めの鋸を傾けて使う45°切り(留切りとも言う)が上手く出来ないと隙間が空いてしまう。それを付けようと調整する作業は結構手間がかかるという事が分かった。鋸で留切り45°に切る技術は、次の「面腰ほぞ接ぎ」でも使い、これからも良く技術なのでここで習得しようと思う。

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