木を使う技術は掘る、切る、削るの三拍子

今日本では、放置林問題が深刻化している。それは経済成長期に拡大造林と言って木をいっぱい植えたからだ。その木は50~60年経って使い時になっているけれど、建築には外国から仕入れた木を使い日本の木は使われていない。そうこうしているうちに木を扱える大工さんも少なくなってしまった。というのも木は切られたあとも気温や湿度によって伸びたり縮んだりするから、そんな木の性格を知りながら加工できる職人さんが高齢化で少なくなってしまった。これがこんなにも日本に木がありながら中々使われない大きな原因だと思う。でもね、木を扱う事は実はけっこうシンプル。掘る、切る、削るの三拍子で成り立っている。掘るは木と木を組み合わせる為の穴を掘る技術、切るは長さを揃える為の技術、削るは厚さを揃えたり綺麗に仕上げる為の技術。この組み合わせで家を作ったり、家具を作ったりしている。現に私も木を扱い始めたばかりなので木の使い方の基本を記録して、少しでも多くの人に木を使ってもらえるようになれば嬉しいと思う。いづれにしても木を使う技術は掘る、切る、削るの三拍子。実はとてもシンプルという事をお伝えしたい。

掘るのはノミ
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