2023年10月– date –
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木工技術学校記録
10月31日火曜日 切削と研削と研磨
ケヤキの板削りをしながら「削る」ことについて復習をしている。 (木工工作法令和3年より)欧米は石の文化、日本は木の文化と言われるほど我が国では人と木材の関わりが古く、親密である。それ故木材の加工には、長い歴史と経験を持つ。◯だから木工には細... -
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10月30日月曜日 広葉樹は硬くて硬くて
休み明け、月曜日の朝も砥石を水に浸けて手道具準備のルーティン。8つ目の製作課題、針葉樹枡組を卒業して、広葉樹ケヤキの枡組加工に入った。広葉樹と向き合うと改めて、「刃物の切れ」の大切さを実感する。針葉樹は柔らかいので木が潰れるが、広葉樹は硬... -
木工技術学校記録
10月27日金曜日 広葉樹の加工に入った
朝、砥石を水に浸けて手道具準備のルーティン。昨日は午後、枡製作の4個目が終わった。そういえば木の種類についてあまり意識していなかった事に気が付いた。これまではスプルースを使って製作していた。トウヒ属の英名をスプルースという。トウヒ属とは... -
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10月26日木曜日 「 組立も技術」を思い出す
朝、砥石を水に浸けて手道具準備のルーティン。昨日の作業は枡の本組みまで終わった。継ぎ目にボンドを付けてクランプとハタガネでギュッと組んでおいた。 固定を外して4方の「矩(直角)」を確認する。昨日矩を見ながら組んだハズなのに、2つの角が1度... -
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10月25日水曜日 留め継ぎから学ぶ「基準」の大切さ
朝、砥石を水に浸けて手道具準備のルーティン。午前中は枡製作をした。枡は4枚の板で組み上げる。今回4方は3種類の継ぎ手で組む・上端留ほぞ継ぎ(2ヶ所)・包み打ち付け継ぎ・片胴大入れ継ぎ今日は、「上端留ほぞ継ぎ」としっかり向き合った。留とは... -
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10月24日火曜日 枡の木取り
■高さ120×幅150の枡組の木取り 木取り ①ジャンピングソーとリッパで620×125×厚みの板を作る ②バンドソーで厚みを半分にする ③手押しで2面かける(矩を出す)、自動かんなで1面を仕上げる ④残り一面を丸ノコ昇降盤で切る。125→120.3にする ⑤手押し面と自動... -
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10月20日金曜日 週の終わりは疲れる
砥石を水に付けて、手道具準備のルーティン。今日も枡組をしている。加工は「包み打ち付け」と「片胴大入れ」。枡組は本気で難しい。正四角形に組まないといけないし、加工が少曲がると直角が出ずに、正四角形が出ない。修正が増えれば仕上がりは汚くなっ... -
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10月19日木曜日 手道具ので分かる木材不足の歴史
切る道具といえば「のこぎり」が想像できるが、古い時代ではどんな道具で切っていたのだろう、調べてみた。奈良、平安時代までは大きい木材から板材や角材を木取る場合は、打ち割法といって楔(くさび=木材や金属で作られたV字型の道具)を打ち込んで、木... -
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10月15日(月曜日) 枡組も結局墨付けが大事。
先生が枡組のコツを教えてくれた。枡組をピタリと組むには墨付けにもコツがある。制作中の枡は4方ホゾの数が違っていて、3枚継ぎ、5枚継ぎ、7枚継ぎ、9枚継ぎで組み上げる。①3〜5枚の墨は太い線で締め代いっぱい②7枚〜9枚は細い線で締め代少なく③毛引きの... -
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10月13日金曜日 板削りで改めて感じるカンナ手入れの重要性
砥石を水に付けて手道具準備のルーティン。昨日ボンド付けをして組んだ枡をハタガネでギュッと止めておいた。朝外すと胴付き(溝とほぞ)がしっかり付いている。OK!!ハタガネを外したら外側の仕上げ削りをする。(内側は組んでからだ削れないので、組む前...
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