3月14日木曜日 ヒノキの活用について

今朝も砥石を水に浸けて手道具準備のルーティン。午前中に飾り棚の着色が終わり、午後からサンディングシーラー塗装(下塗り)に入る。

■ヒノキについて

ヒノキはスギと共に日本を代表する樹種。木材を手割りで加工していた頃、当時の道具では加工が難しかった(スギは加工出来た)。光沢もあり香りが高い為、高級材として扱っていた。スギと比べると淡い色で材質がキメ細かい、仕上がりも良く耐久性も高いので社寺仏閣の建築に使われてきた。この事がヒノキの評価を高めた。

ヒノキは福島県南部〜本州、四国、九州、屋久島に分布している。面積もスギの次の多く、天然林は木曽、高野山、高知県が有名。心材は淡いピンク色で、辺材は白いので木材の中では淡色の方。材質のキメ細やかさと、光沢、耐久性からスギとは使い方が大きく違ってきた。針葉樹でやや柔らかい部類で、平均気乾比重は0.44(1を超えると水に沈む)。心材は腐れに対して強く、水や湿気に良く耐える。刃物での仕上がりが良く、彫刻の材料にも適している。用途は建築材、建具、彫刻など幅広く使われている。

現在、私が週末に製材している建築用の土台と柱材はヒノキで挽いている。柱と梁はスギを製材する事もあるが足元の湿気が多い土台は必ずヒノキで作る。ヒノキとスギを適材適所に使って行けば良い訳だ。

回りを木に囲まれている地方から、地域の木を上手に使って行けば良いと思う。日本の放置林問題は各地域で木の地産地消を少しづつやって行けば、それで良いと思う♪私は地元、埼玉県ときがわ町の山奥から、小さく地産地消建築に取り組んでいく♪

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる