3月6日水曜日 「太子講」は飲み食いしながら値決めする地域のならわし

今朝も砥石を水に浸けて手道具準備のルーティン。飾り棚開き扉の調整を行っている。

■太子講

建築に関わる職人の間で「太子講」が行われてきた歴史がある。太子講は聖徳太子を職能の神様として信仰する同業の職人が集まり、飲食しながら会合を行う。聖徳太子の掛け軸を飾り、仕事話しをするのだ。製材業も太子講の歴史がある。規模は小さくなったが現在でも木場周辺では正月と五月、九月の年3回、製材関係者が集まっている。昔はこの太子講の時に、一石(いっこく)辺の挽き賃を決めていた。

一石とは、「一石=≒30.3cm×30.3cm×約3m10cm」の体積をいい、何石弾いた計算していた。

飲み食いしながら値決めをする「太子講」。これも地域のならわしの一つになっていた。

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