3月11日月曜日 木の使い方の歴史

今朝も砥石を水に浸けて手道具準備のルーティンは変わらない。作業は飾り棚の塗装準備に入った。マスキングテープで養生をしている。

■木の使い方の歴史

「日本書紀」に「ヒノキを宮殿に、スギとクスノキは船に、コウヤマキは棺材に・・・」と書かれているらしい。それが日本の木材の適材適所に触れた原点とされている。歴史を見ると木材の使い方には、身近に沢山ある、使いやすい、特徴的な性質があるという事が基本になっている。

日本にはヒノキとスギの針葉樹が比較的身近にあった事で、使われるようになった。使用量が増えるにつれて、産地を追って遠くまで集めに行くようになり、輸送能力や経済的な限界を超えると、近くの山に造林するようになった。

広葉樹では、クリが耐久性と強度が良く、果実が食べられることから生活に密着していて、よく家の柱や土台に使われていた。

最近は用途に最も適した木材が、木の手入れ不足と働き手不足などから入手が困難になってきているけれど、進歩した加工技術で入手した木材に必要な性質を与える事が可能になった。

それでも天然の産物が持つ本来の魅力は超えられないので、正にテクノロジー材と適材適所が良いのかなと私は思っている!

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