2023年4月– date –
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木工技術学校記録
4月28日金曜日
金曜日の朝は座学から始まる。名作椅子のデザインの歴史を「古代」「中世」「近代」「現代」の4つで学ぶ。古代(西洋史においては、古代ギリシアのエーゲ文明の成立から西ローマ帝国の崩壊(476年)まで)には民族間で権力者だけが座ったとされる椅子が描か... -
木工技術学校記録
4月27日木曜日
朝から実習で、自分で使う道具の「台直しかんな」の研ぎに入った。刃の名前は「重堂」。台直しかんなにしても注意すべきはかんなと同じで、中研ぎで両端でしっかり「刃返り」を出さないといけない。端に刃返りが出にくいという事は刃が山型になっている。... -
木工技術学校記録
4月26日水曜日
はじまってしまった。(笑)今日は4時間「線」と向き合う。まだ製図と言える段階ではない。前回は線を見すぎて気持ち悪くなった。A4用紙を横にして1ミリ間隔で上から線を書いていく。濃い実線、薄い実線、破線2種類、破線の横間隔も1ミリ。昨日0.5ミリシ... -
木工技術学校記録
4月25日火曜日
実習室での学科から始まる。実習室で点呼は少し新鮮。主に手道具の種類や使い方を学んでいく。〈研ぎ石〉いろいろあるけれど簡単にする。中砥石、仕上砥石、研面直し石の3種類あれば良くて、中砥石はキングデラックス1000番(レンガ色)、仕上砥石はナニワ化... -
木工技術学校記録
4月24日月曜日
午前中は木工材料について。立木の状態で起こる不具合や伐採後に生じる欠点を学ぶ。とにかく家具や建具は木の良い所を使う、魚で言うとトロの部分を使うわけだ。割れやヒビは特に使い物にならない。製材や乾燥によって板材生じる反り、ねじれも当然使えな... -
自分のいろいろ
4月21日金曜日
午前は木製品と生産工学について学ぶ。木製品のデザインを考えた時には1880年代にイギリスのウィリアムモリスが主導した「アーツクラフツ運動」の影響が大きい。イギリスから最初に始まった産業革命による工業化の結果、安く生産量が増えたけれど粗悪な物... -
木工技術学校記録
4月20日木曜日
木曜日は午前中から実技が始まった。朝からかんな研ぎ、もはや修行だ。午前中に5本仕上げる課題だったが3本しか仕上がらなっかった。一本目は「忠之」、初めての刃だったが割と研ぎやすかった。鎬面の左上を研ぐのに時間がかかった。原因は右手に力が入っ... -
自分のいろいろ
4月19日水曜日
今日から週一回、製図の学びが始まった。道具は製図機械(プーリ式)、中コンパス、ディバインダ(コンパス)、三角定規、三角スケール、シャーペン0.3㍉、鉛筆B、テンプレート。とりあえず1ミリ間隔でひたすら線を書く。吐きそうだった。人に渡して分かり易い... -
木工技術学校記録
4月18日火曜日
午前中は座学で木道具について学んだ。木道具の歴史は古くて古墳時代以前にさかのぼるらしい。今身近にある道具は、中国大陸や朝鮮半島から渡ってきたものが改良されて、今に至っている。古来の人達は、物を作り出す作業の中で、失敗や成功を次の時代の人... -
木工技術学校記録
4月17日月曜日
午前は座学で「木工材料」を学んでいく。現在外国材の輸入の中で建築材が減っている。日本の木を使えばいいという声があるが、日本の山は木を出し難い。木材か価格が下がって来て山主さんも諦めてしまった。木工の手法は8つ、指物(家具)、彫物(彫刻)、建具...
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