3月13日水曜日 スギの活用について

今朝は塗装の準備。飾り棚のの砥粉塗装(とのことそう)、ヤスリがけ(240番)が終わり、着色に入った。

■スギについて

今日はヒノキと並ぶ日本の代表的な樹木である、「スギ」を見てみようと思う。スギはヒノキと比べると大衆的で一般の人々に親しまれてきた。

スギは道具が十分に無い時代から板に加工して使われて来た。早材部と晩材ブログの差が大きく、その間で割りやすいので生活に必要な道具や器具も使られて来た。

かつてスギの天然木は、青森から本州一体。四国、九州まで分布していたけれど、少なくなっている。現在も秋田、立山(富山県)、芦生(京都)、愛鷹山(静岡県)、屋久島などに天然木が残っている。

木材の特徴は軽くて柔らかい、平均気乾比重は0.38(1を超えると水に沈む材)。これが加工する時の利点。小口を見ると心材(赤色)〜辺材(白色)がはっきり違っていて、始めに書いた様に年輪がはっきりしている。年輪がはっきりしているというのは夏に良くグングン成長し冬に成長はゆっくり。この差が大きいという事。

スギは一般住宅の建築、家具、建具など広い用途があるが加工し易いメリットと、傷が付きやすいデメリットを考えて適材適所に使うのが良いと思う。現在では建築の梁(横架材)への活用が見直され増えてきている。

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