6月29日木曜日 木工の基本を繰り返して所作を身に付ける

今日は基本の組み方である2方胴付の作成をした。「二方胴付き」というのは、2方面に胴付きがある事。 「胴付き」というのは、枘(ほぞ)側の材が枘穴(ほぞあな)側の材と接する面や、接したラインのことをいう。先ずは墨付けから。
寸法:縦360㎜×横200㎜。
手順
1⃣木取り
30×35×600㎜(約)の角材を2本作る
機械はジャンピングソー、手押しかんな盤、自動一面かんな盤を使う。
両刃のこで600mm→≒380と≒210に切る、計4本

2⃣勝手墨
(勝手墨とは商品を組む時に木材のどの面を正面にして、どこにどの部材が来るか予め木材に書き込む目印の事)

3⃣加工墨(端金を使って挟んで2本づつ)
・380から(穴を掘る材から)
①10㎜の切り落としの墨
②材を回して①を基準に360の墨
③35㎜を計る(縦勝ちの突起部分の寸法、はしご先端のイメージになる)
④横枠を使ってほぞ穴の高さをイケドリ(③の墨に1㎜かぶせて小さくするのがポイント)
⑤材の反対側35㎜(③の工程)
⑥イケドル(④の工程)

・210(ほぞ加工の材)
①5㎜の切り落としの墨
②材を回して①を基準に210の墨
③イケドリ(縦枠を使って胴付き部分を決める)
④材の反対側をイケドリ
(③と④の墨は一周回す)
⑤ほぞ毛引きで墨(小口も付ける)

この工程は繰り返して、正しい所作を身に付けていく。

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