5月30日火曜日

今日は木材の合板の仲間について学ぶ。色々種類があるので結構大変。

・ランバーコア合板

挽いた木材を並べてその両面を接着剤で接着して、幅の広い板状の芯材(コアー)を作り、芯材の両面に単板を接着して作られた合板。引材の幅によってラミンボード(挽材幅7mm以外)、ブロックボード(挽材幅25mm以外)、バッテンボード(挽材幅75mm以下)とある。これらを総称してランバーコアー合板と言っている。JAS分類では普通合板に、含まれる。

・中空芯合板

合板の芯材として木材板を格子の様組み合わせた物を使って、内部に空間を作った合板。日本の現在の建具はこの構造が多い。また「家具用パネル」のほとんどがこの構造で作られて軽量化している。「フラッシュ構造」と言われて親しまれている。上記2つは特殊コアー合板に分類される。

・パーティクルボード

木材の小片に合成樹脂接着剤を混ぜて、成形・圧縮して作られた板。日本では終戦直後から北海道の工場で作られ始めたと言われている。細かい小片を固める事で、ねじれの性質を改善し、小径木や廃材を有効利用出来きている。木材小片は形状によって色々な名称が付けられている。シェービング=プレーナー屑などの不定の寸法で、主に内層に用いている。スプリント=廃材の単板を破砕した物で、マッチ状でこれも内層に用いている。ファイン=鋸屑で短い繊維で、表層に用いる。パーティクルボードの用途は建築下地材、造作材等に使われている。(ニトリの家具等に良く使われている)。加工しやすい一方で、水に弱く、釘が効かない弱点がある。

・繊維板ファイバーボード

木片の繊維まで細かくした植物繊維を主原料にして成形した板状製品。3種類あり、天井材に使う柔らかいインシュレーションファイバーボード。硬いハードファイバーボード。中間の硬さのミィデイアムデンシティファイバーボードMDFがある。MDFはかなり流行中で内装材によく使われている。

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