4月28日金曜日

金曜日の朝は座学から始まる。名作椅子のデザインの歴史を「古代」「中世」「近代」「現代」の4つで学ぶ。古代(西洋史においては、古代ギリシアのエーゲ文明の成立から西ローマ帝国の崩壊(476年)まで)には民族間で権力者だけが座ったとされる椅子が描かれている。職人が椅子を作り始めた時代で木製に動物の毛皮が敷かれたとされる。中世ではキリスト教が普及し神が座る神々しいデザインとなった。その後イスラム教の影響でデザインが落ち着いてくるが、貴族が使う物という考えから装飾が華やかになる。「ロココ様式」や「バロック様式」が流行る。のちに産業革命が起こると、量産出来る様になり家具が民衆化してくる。この頃の名作は「ウィンザーチェア」。近代に入ると民衆向けのシンプルなデザインが増える「ヒルハウスチェア」やワシリーチェアは装飾無くデザイン性の高い事で名作となっている。ル・コルビジェのグランコンフォートチェア、ミースファンデルローエのバルセロナチェアなど名作は多い。午後はかんな台裏の調整。刃の出は髪の毛一本分くらい、0.1ミリにして台直しかんなをかけた。今日も平らにならず、次回へつづく。

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