4月24日月曜日

午前中は木工材料について。立木の状態で起こる不具合や伐採後に生じる欠点を学ぶ。とにかく家具や建具は木の良い所を使う、魚で言うとトロの部分を使うわけだ。割れやヒビは特に使い物にならない。製材や乾燥によって板材生じる反り、ねじれも当然使えない。ざっと家具、建具で使えない材をあげると「あて材、ヒビ、反り、ねじれ、ヤニ、変色、芯部、皮入り」などで、木工は贅沢なものだと感じている。それから針葉樹と広葉樹の「木材の組織」を学んでいく。針葉樹は「仮道管」が90%を占め広葉樹に比べて単純構造になっている。その分は柔らかく加工がし易い。広葉樹は真正木繊維、道管、放射組織、縦方向柔細胞など強度の強い細胞で複雑に構成される。その分木は固く加工はしづらい。共通点はどちらも水分を多く含み伸縮する特徴を持つ。「含有水分」と言ってこれがやっかい。笑そして木が生きている証なのだ。午後はかんな研ぎから始まる。先週か3日間かかっている「城ヶ嶋」を今日こそクリアしたいと思ったけれど、鎬面の左刃先が丸くなってしまった。結局4時間かけても終わりず悔しかった。原因はでも仕上げ研ぎで右手に力を入れ過ぎているのかもしれない。全体的に仕上げ研ぎの力抜いてみよう。右手首が腱鞘炎でギブスをした。研ぐというのは理想を求めれば求める程分からなくなる物なのか。また明日もやるしかない。

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