4月21日金曜日

午前は木製品と生産工学について学ぶ。木製品のデザインを考えた時には1880年代にイギリスのウィリアムモリスが主導した「アーツクラフツ運動」の影響が大きい。イギリスから最初に始まった産業革命による工業化の結果、安く生産量が増えたけれど粗悪な物も増えてしまった。それを問題視し手仕事に戻り「芸術」と「生活」を統一する事を訴えた運動。そしてアーツ運動に賛同したヨーロッパの人々を中心に「アール・ヌーヴォー」運動やベルリン工作連盟が出来きた。芸術と暮らしをもう一度合わせようという動きは続いたが、手作業のものづくりにしたことで高価となり貴族の物となってしまった事が欠点だった。その後「アールデコ」というは幾何学模様のデザインを経て少しづつ大衆に受け入れられて行く。同じ様な流れは日本でもあり、「柳宗悦」が「民芸運動」を起こした。手仕事の物を日常使いの物をとして美を見出そうとした。生活に潤いという考えのもとだと思う。午後はかんな研ぎの試練。相変わらず課題の4本目の「城ヶ島」に昨日から向き合っている。昨日から一日半研ぎ続けてもこのストロークがあっているかどうかも分からないありさまだった。前進しているのか後退しているのかの見当さえつかず、またきょうも何もつかめなずに終わっていく感じだった。また月曜日から研ぎの試練はつづくと思うと気落ちしてしまう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる