4月20日木曜日

木曜日は午前中から実技が始まった。朝からかんな研ぎ、もはや修行だ。午前中に5本仕上げる課題だったが3本しか仕上がらなっかった。一本目は「忠之」、初めての刃だったが割と研ぎやすかった。鎬面の左上を研ぐのに時間がかかった。原因は右手に力が入っていない。二本目は「無双剣」、無双剣はこれで3回目で始めは上手く研げなかったけど、研げるようになった。刃自体に黒点は少ないのであまり良い刃ではないのかも。三本目は「授泉」、研ぎやすく鏡面になった。地金はには小さな黒点(ゴマ=酸素気孔)もあり研ぎやすい刃だった。「授泉」はオススメ!ちなみに小さな黒点は「ゴマ」といい「酸素気孔」のことで、これがあった方が柔らかく研ぎやすい刃と言われている。午後は4本目を研ぎ始めたがこれがキツかった。自分が刃先を丸くしてしまったのか、元から丸かったのか分からないが、研いでも研いでも鎬面が整わない。横砥ぎ(中砥石に対しての歯を縦置きして研ぐ)と縦砥ぎ(通常)を繰り返しても、鎬面の丸みが取れずい3時間が終わった。刃全体が緩やかに丸みが出てしまうと治すのが至難の技で苦労する。原因は丸刃を気にし過ぎて鎬面の手前を研ぎ進めてしまう事。刃先が丸刃になるか、鎬面の手前を丸くしてしまうか紙一重だがどちらも注意しなくてはいけない。どちらかというとまだ刃先丸刃の方がリカバリー出来ると思う。

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