12月8日金曜日 かんなの裏押しを理解する② 手順

今朝はギリギリ砥石を水に浸けて、手道具準備のルーティン。作業はフラッシュ家具の組立。フラッシュにそこまで伝統技術は必要無いかなという感じ。

■裏押しの手順

①準備

作業を始める前に、刃先を中砥石で少し潰しておくと良い。刃こぼれを防ぐ為。

②金剛砂をまく

金砥石の中央に、金剛砂を一つまみまき、水を1.2滴垂らす。

金剛砂(こうごうしゃ)↓ https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%89%9B%E7%A0%82

モノタロウ↓ https://www.monotaro.com/k/store/%E9%87%91%E5%89%9B%E7%A0%82/

③姿勢

立膝で、手を押し出した時に、金砥石の先端部に手がかかるようにする。「押し棒」を刃表の中央に当てて、右手は押し棒と鉋刃を一緒に握り、左手は押し棒のもう一方を握る。↓

④金剛砂をならす

裏押しの最初は、金剛砂が金砥石から落ちないように、軽い力で前後に動かして、「カリカリ」という音を経てながら、金剛砂を細かく潰す。

⑤刃裏を押す

刃裏と金砥石が良く密着するように力を入れる。金砥石が乾くまで前後運動をする。水を1.2滴加えながら刃裏の刃先(裏切れしていた部分)が2mm程度出るまで繰り返す。

⑥仕上げる

仕上げは水だけで行う。金砥石の上を水で洗い流し、前後運動を続ける。水だけで刃裏が平滑で鏡面になるまで、一気に空研ぎで研ぎ上げる。

これが出来れば、ようやっと鉋刃研ぎに入れる♪☆

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