12月5日水曜日 刃の「裏切れ」と「裏出し」

今朝も砥石を水に浸けて、手道具準備のルーティン。フラッシュ建具の小口に貼る、化粧部材を仕上げている。かんなをかけて仕上げているだけなので、特に新しい技術はいらない。今日の復習は、「かんな刃の裏出し」。昨日刃の構造について理解したので、早くかんなを研ぎたいのだが、先ずは刃の「裏出し」という作業をしなければいけない。これが手道具の大変な所で正直面倒くさくなってしまう。だけれど、非常に奥深い技術が詰まっているので少し向き合って欲しい。

■かんな刃の裏出し

「裏出し」とは、「裏押し」と「裏打ち」の2つの作業で刃先の裏を修正する事をいい、それは昨日復習した「裏すき」の状態を維持する為におこなう↓

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刃物は研ぐに従って、裏すきの先端部の平らな部分がなくなって写真のような状態になってしまう。これを「裏切れ」という。この裏切れ状態では正確なかんな削りが出来ないという事を覚えておく。↓

①裏打ちは、裏切れした刃物の表面を叩いて、刃裏側に出す作業。②裏押しは、裏打ちした刃物の裏を研いで平らにする作業。①と②を合わせて「裏出し」。これを理解して裏出し作業をする。

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