12月4日月曜日 「 かんな刃の裏すき」を理解する

今朝も砥石を水に浸けて手道具準備のルーティン。作業はフラッシュ板でチェスト作りをしている。
今日は「かんな」の復習。
かんなを上手に使いこなすには「刃の研ぎ」と「台の調整」が大切。事前準備が色々あり手間がかかるので、ここで挫折してしまう人も多い。そこには刃の構造が関係している。
■かんな刃の構造

日本の昔からの刃物(片刃)は、裏側が凹んでいる。


かんなやのみ等の刃は、刃表の「地金」と刃裏の「鋼(はがね)」によって構成されている。地金は柔らかく鋼は硬い。

さらに片刃刃物の裏は「裏すき」といって、刃先先端部と周辺部を残して、中央が僅かに凹ませてある。

そして刃の裏は平らではないので、刃裏も研いで平らにする。研ぐイメージ↓

この時、平らな刃裏と凹んでいる刃裏はでどちらが平らな面を出しやすいだろうか。そう、凹んでいる方が接着面が少ないので平らを出しやすい。「裏すき」のメリットは平面を出しやすいからと覚えておく。

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