5月26日金曜日

午前中は学科で原先生の授業だった。私はこの授業は頭をやわらかくするので好きだ。担当の原先生は美術大学の空間デザイン服飾学科を卒業後、イベント設営会社でデザイナーのイメージを形にする仕事をしていた。主にバルーン記事で造形していた。だから抽象的な考えや言葉を汲み取って形にする事が得意で、先生の話は面白い。木は美大時代から好きで、洋服も作ったけれど木のオブジェとかも作っていたらしい。それから社寺大工と木工に携わるまだ30代の異色の先生だ。その先生の言葉がとても学びになるので書いておく。
・お客様の希望とイメージが優先でそこに自分の色を足していく。

・営業はしないようにしていた。

・設計やアートの知り合いから仕事が繋がっていった。

・一元さんはやらなかった。

・金額を見ているお客さんは続かない。

・伝統は受け継ぐだけだと廃れてしまう、新しいもの受け入れる事で伝統が引き継がれるという考えが必要。

なるほど!先生の考えは本当に勉強になる。先生のこれまでの作品を見た後、課題に入った。今回の「与えられた材料からアイディアを出す」という課題(瓜生通信「私の小さな椅子」を参考※原先生の母校で実際に行った課題)。

材料は、サイズ:18㎜×18㎜×1800㎜が18本
材質:桧、杉、スプルースのどれか
まずは実際に形に出来るかではなく「コンセプト」と「テーマ」を考える、次週までの宿題となった。実際にお客様の要望でこの材料を使って○○を作って欲しいという依頼が多かったらしいので、頭を柔らかくアイディア考える。

午後の実技は昨日に引き続き「角材作り」の課題に取り組んだ。課題②断面30㎜×35㎜×長さ300㎜の角材を2本作った。2本とも断面の矩をしっかり出せたので角材作りの課題をとりあえずクリアした。次の課題はこの2本を利用して鋸(のこ)の課題に入る。

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