5月19日金曜日

朝ブログ書きをして、いつもと同じ様に息子を保育園まで送って木工学校が始まる。朝、社寺建築の話を聞き、かんな作業をはじめた。大工と木工は作業の規模が違うが、通じる所が多い。「削る」「切る」「掘る」の作業で成り立ち、その準備として道具の手入れがある。作業も準備も項目が非常に多くて、一つ一つに理論がある。今は削る「かんな」と向き合っていて、その研ぎ作業の中に「裏出し(裏打ち)」がある。使い続けて裏切れが起こったり(裏刃先の平面が無くなる事)、研いでいて刃裏が丸くなってしまった時に行う。準備するのは、かんな刃、げんのう、金敷(専用の鉄台)。これも経験の積み重ねが必要な作業で、刃表の一定の箇所をげんのうの角で叩いていく。鎬面の真ん中辺り(地金部分)を鋼(はがね)を前に押し出す様にたたく。音は金敷を直接たたいた時の様に低い音が出るようにする。(刃角度を調整する。)たたく位置を変える時は、げんのうの位置はそのままで鉋刃を左右に動かす。※鋼を叩くと割れるので要注意!

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