11月16日木曜日 小口を削りの原理を理解する

今朝も砥石を水に浸けて、手道具準備のルーティン。タブレットスタンドの装飾で、簡単な組子製作に入った。カンナで細かい材料を仕上げて、ノミで細部を加工して角度を合わせる作業が続く。

■カンナ削りの原理を復習

改めてカンナ削りには

・縦削り(ならい目削り、逆目削り)

・小口削り

・横削り(あまりやらないかも)

の3種類がある。前回までに復習した縦削りは、最も良く使う削り方で、今回は小口削りの原理をサクッと振り返る。

小口削りは、写真の赤い部分を削る事で、木目と繊維に直行してカンナを動かす。

小口には年輪が見えているので、「春材(早材)」と「秋材(晩材)」を削る事になる。四季があるから年輪が出来る10月3日↓

あわせて読みたい
10月3日火曜日 四季があるから綺麗な年輪ができる 木はの構造は幹、枝、根の3部分からなる。用材として利用するところは幹の部分が多い。針葉樹は広葉樹に比べて幹が通直で、上下の直径があまり違わないので建築用材とし...

春材部分は柔らかく、くぼみ易いので晩材部がむしり取られるよう削りてしまう。小口削りはカンナの刃を研ぎ鋭利な状態で削ると綺麗な削り面となる。

切削角(カンナ仕込み角度)が大きくなると切削抵抗が増えてしまうので、切削角の小さい一枚刃かんなで仕上げる事もある。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる