相欠渡腮のスミカケから始まる

木工学校を卒業して、現場は建築に変わります早速手刻み修行が始まった。忘れない様に少しでも記しておこうと思う。

始めに教えて頂いているのが「合欠渡腮あいがきわたりあご」の墨付け。

まず「水ズミ」と「真ズミ」が基準のスミになる事を何度も頭で唱える。全ての加工のスミはこのスミからつくっていく。沢山の学びで頭はすでにいっぱいだが僅かにメモ出来た内容↓

■この時の考え方として3つ

・真ズミ=重力→つまり地球

・水ズミ=水面→常に水平な水

・材料は常に曲がっている物として向き合う

■スミカケ(僅かながらメモ出来た範囲で)

・先ず番付を付ける(下木と上木共に)

・スミのマークは一本ひく毎に一本づつ付ける

・下木(小屋梁)から真ズミを小口から付け始め回し

・上木(軒桁)の真ズミを小口に付けて回す

・水ズミを考える時には腰掛けの下端(水)をイメージする。

・腰掛け下端を決めると水ズミ範囲が見えてくる→水ズミをひく

・材の太さが同じであれぼ、欠き取り量は掛かり寸法の半分。しかし「合欠き」とは力を分かち合う事で大きい方の材は大きく欠き、小さい方の材は少量で欠き取りバランスを良くする。(アンパンの顔の一部をあげる精神で少しずつ力を分かち合う)

・下木の水からいくつ下がりが「腰掛け」位置か、もう一度確認する

・上木は腰掛け(上木の下端)からいくつ上がりが水ズミか確認する

・ひかり板を使った墨付けをやった(最もズレ易く案の定ズレた)

・墨線にはABCランクがある

■ノコ加工はほぼメモ出来ず

■ノミ加工

・切り欠き〜腰掛けまでの一発目は三角にノミを入れると決める(俺の場合)

・ノミの深さを合わせる為にはリズムが大事、3叩きで折る、3叩きで折る。

・腰掛けが掘れたら内面と4隅を指で触って膨らみが無いか調べる

・下木の切り欠いた残り幅と、上木の幅を調べる(下木に上木が入るか)

■打ち込む直前の確認

・半分までスッと入って、3回叩いて入る固さを目指す

・腰掛けは付いているか

・たたいた後、水ズミの高さは合っているか。

学びはつづく

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