1月30日火曜日 本来の日本の森林

今朝も砥石を水に浸けて、手道具準備のルーティン。卒業照査課題の仮組みを行った。2月16日の当日まで練習を重ねなければ!

日本の本来の森林を考えてみようと思う。本来の日本森林分布図に見るように、東日本地域(本州中部から東北地方にかけて)は「夏緑林」が広がっている。これは冬に葉を落とす森林。木の種類もそこまで多くなく、構造は単純で明るい森になる。特に秋に葉が色づく時の美しさは最高。代表的な木は、ブナ、ミズナラ、トチ、ホオ、カエデ、シナ、クルミ等など。北海道は「常緑針葉樹林」。モミ、トドマツ、エゾマツなどクリスマスツリーのような木の森林。一方、西日本は常緑広葉樹林。シイ類、クス、カシ類、ツバキなど九州、四国、近畿など皆伐が低い所に広がる森林。常緑広葉樹が作る林を照葉樹林といって、日本には古くから広がっていたが、人々の活動の影響を受けて、減り続けている。昨日「照葉樹林は日本文化の犠牲者かも」と言ったのはそんな訳で。北へ行くほど寒いのと同様に、山の上も寒いですよね。日本では皆伐100メートル高くなると気温が、0.6℃下がると言われている。なので高い山に登ると、北へ旅行するのと同じような森林が見られる。高い山に登ると、北へ旅行に行くのと同じように照葉樹林、夏緑林、常緑針葉樹林の順に積み重なっている。

今までの話しは(ここ1週間程の話しも含めて)、日本は本来ならばそんな森林に覆われているはず、という話しです。明日から「日本の森林の今」を見てみたいと思います。

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