1月26日金曜日 日本の森林植生を調べる

今朝も砥石を水に浸けて手道具準備のルーティン。さてさて、私は現在木工学校に通いながら地元の山の木を使う取組をしているのですが、学校では木の性質や、加工技術、組立て技術を学んでいます。何故かというと木を扱える職人さんが減っているからです。日本は世界3位の森林大国と言われています。国土の役7割は森林、確かに山に囲まれていますよね。しかし日本の森林は上手に活用されていない状況です。それは林業従事者の減少や高齢化、木材価格の低下、小規模山主の多さ・・・などなど・・・問題が山積みなので、今回それは置いておいて(汗)前回、雨が多いと森林が育つ事、そして森林は気温によって植生が変わるという事を学びました。今日は日本の森林の植生について調べてみました。ざっくりと、

・西日本は常緑広葉樹林業

・東日本は夏緑林

・北海道は常緑針葉樹林

世界の植生分布です↓ちょっと見づらいですが。

世界の植生分布

西日本は亜熱帯地域のすぐ北側に位置するので、暖かい地域に育つ常緑広葉樹が育ちます。一年中葉の付いている広葉樹で、冬の寒さに耐える為、葉は小さく厚い木です。表面に「ろう質の膜」があって、日の光に当たると光るので「照葉樹しょうようじゅ」とも言われます。代表はシイやカシ、クスの木等で割と湿った感じの林です。

東日本の夏緑林は、夏の気温は上がりますが、冬場の乾燥と気温低下が大きいので、冬に葉を落とす落葉広葉樹が育ちます。関東の代表はコナラやクヌギ、クリなど。さらに気温が低い東北は、ブナ、ミズナラ等の仲間が育ちます。これらをまとめて夏緑林といいます。

常緑針葉樹は、もっと寒い亜寒帯地方に生える、トドマツ、エゾマツ、トウヒ(モミ)などクリスマスツリー型の針葉樹が多くなります。

雨が多く南北に長い地形なので、日本の中だけで植生が違う、多様な木が育ちます。これが日本が「木の国」と言われる理由でもあります。

森林と上手に付き合う活動をしていければと思います。地元の森林も見ていこうと思います。

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