1月19日火曜日 保安林の役目の7割は、水資源を守る事

今朝も砥石を水に浸けて、手道具準備のルーティン。午前中の3時間は鉋の台調整で終わった。鉋台は、「樫」を使って作られるが、非常に硬くて狂い難いと言われている。それでも乾燥したこの時期(1月)に雨が降ると湿度が上がり一気に、捻れてしまう。これを直すが大変なのだ。日々こまめに確認していればこんな事にはならない。。(涙)木も鉋も生き物として向き合って欲しい。

■保安林の役割

さて、今日の山は保安林について考えたいと思う。森林にはざっくり下記のような役割がある。

洪水を防ぐ、山崩れを防ぐ、風の害を防ぐ。霧や防雪林としての役割。他にも、落石を防ぐ、防火の役割もある。そして人々の生活や産業を守るのに重要な森林は「保安林」に指定されている。

少し古い資料だが、日本の保安林は17種類で全国で830万ヘクタール程で、全森林面積の3割以上となっている。(現在は2800万ヘクタール、国土の67%)かのうちもっとも多いのは水資源を守る「水源かん養保安林」で保安林全面積の7割を占めている。日本の水が奇麗なのも、美味しい魚が獲れるのも、森林の役割が大きく影響している。

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