10月25日水曜日 留め継ぎから学ぶ「基準」の大切さ

朝、砥石を水に浸けて手道具準備のルーティン。午前中は枡製作をした。枡は4枚の板で組み上げる。今回4方は3種類の継ぎ手で組む・上端留ほぞ継ぎ(2ヶ所)・包み打ち付け継ぎ・片胴大入れ継ぎ今日は、「上端留ほぞ継ぎ」としっかり向き合った。留とは、2枚の板の小口をそれぞれ45度に切り、合わせて90℃に組み上げる。手加工でピタリと合わせる為に微調整が必要。さらに枡は他の3方の影響を受けるので全体の歪みを確認する。部分加工をした後、仮組みをして微妙な歪みの影響を確認しながら再び微調整をする。なかなか手間のかかる作業だ。調整が増えた時に忘れてはいけないのが、「どの面を基準に加工してきたか」が大切になる。部材加一枚一枚基準を考えて加工する。製品部材の基準面を活かし、全体の歪みを最小限に抑えて製作する。常に基準を意識する。基準を見失うと戻れなくなる。逆に基準がしっかりしていれば何度でもやり直せる。

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