戦後の森林事情

国の面積のうち森林が占める割合を森林率。この率が高い程、森林資源が豊かという事だけれど、開発が進んで自然が壊されてしまったというイメージの日本はどれくらいだろう?

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日本は…69%
これがどの位の数字かというと、
先進国で一番はフィンランド73%
続いてスウェーデン69%
日本は北欧に匹敵する木の国。
我が地元ときがわ町も森林率70%程で「木の村」と呼ばれている。伐採すると自然破壊になるから切らないでと言われたのは昔のお話。

1940年頃から戦時中の軍備で乱伐してしまった日本の山々、既にハゲ山が目立っていた。さらに戦後復興の木材需要の急増により極端に木材不足になる。そこで政府が行ったのが「拡大造林」と名付けた植林施策。杉や桧をどんどん植える。でも木は植えてから使える様になるまで数十年。とても待っていられないという事で、木材輸入の自由化に踏み切った。関税をどんどん下げて1965年頃には関税がほぼ0に。結果外材が使われる一方で、国産材が使われなくなってしまった。その流れが今も残っている。

これが戦後の日本森林の歴史。政策が悪いなどと良く聞くけれど、それを言っていても前には進めない。木一本の価値を少しでも高める事を目指して、厳しい業界だからこそ前向きに続けていきたい。

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