価格2倍でも外材が使われる理由


建築現場ではナゼ国産材が使われないのだろう。ウッドショックで輸入し難く、倍近い価格になっているけれど、それでも現場は外材を使いたい。ハウスメーカーや大きな建築会社は特に。それナゼってことなんだけど、それには「生産量」と「質」という大きく2つの理由がある。生産量を考えると外材は大型工場で大量生産。輸入は遅れているけれども待てば入る、まだ納期予測がつく状況。国産材は小規模工場の少量生産。在庫ストックが少ないから、そもそもハウスメーカーや大手建築会社への安定供給が難しい。それに加えて質の問題がある。外材でよく使われるホワイトウッド(ヨーロッパや北米)の太さの平均は地域にもよるが直径50〜60cm程で1mになるものもあり太くて節が少ない。日本の杉、桧は25〜35cm程だろう。枝打ちができていない木も多く、節がある。節があると現場では扱い難いと言われ、節が多いと返品されてしまう。この大きな市場では変わらない流れの中で効果的なのは、補助金やお金出して凌ぐのではなく、知恵を出して地域で小さく地元材の活用をしていく事だと思う。合わせて30年50年100年先の森づくりができたら面白い。これは1人だと夢かもしれないけれど仲間となら無理な事ではない。そんな事を考えながら、週末は田舎に向かいます♪
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