森林と文明の沿革

メソポタミア、エジプト、インド、中国などの古代文明は大きな川の下流におこったのは有名な話。いずれも文明がおこった頃には森林があったと言われている。森林からの木材や燃料材は文明に欠かす事のできないものだった。森林がある所には良い土があった。森林を壊して農地にすると、森林が残した良い土によって豊かな農作物が取れて、その農作物によって人々の食料がまかなえた。さらに川上の森林は、水源をまもっていて農地と都市良い水を運んでくれる。

しかし文明が栄え、水源の森林に人間が入ってくると、反比例するように森林は荒らされていく。森林が荒らされると少しの雨で洪水になり晴天が続くと水不足になる。木の根が張らずに保水力が落ちるからだ。それに伴って土も流される。動物や植物、微生物もい少なくなるので、土の栄養分が不足したり乾燥したりして農作物の収穫も少なくなる。

そこでまた余計に森林をを壊して農地にする。その繰り返しで文明社会が必要とするだけの農作物の収穫が出来なくなると文面は滅んでいく。世界では古代文明が栄えたあとが、砂漠のような植物の届かない土地に変わっている例がたくさんある。

森林が文明を育て、森林がほろぶ時文明も滅びる。人と森林の繋がりは紀元前3500年前からあるのです。

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