現在、私は埼玉県鳩山町の「喫茶幻」様の建築に向けてけて、1/5スケールの模型製作に取り組んでいます。なぜ時間をかけて造るの?その時間はお金になっていないんでしょ?誰が求めているの?っという考えも正直分かります。不安になります。でもこれは単なる完成予想図ではありません。実際の建前に向けての「実戦シミュレーション」と共に「自分の成長に欠かせない経験」なのです。
今日向き合っていたのは梁(はり)と軒桁(のきげた)を組む「渡りあご」の仕口。 この接合部の寸法をどう決めるか。本当に悩んでいます。しかし最初から誰かに正解を仰ぐことはできません。 まずは自分で寸法を考え、加工します。そして、実際に組んでみて失敗を経験する。そうして「自分なりの答え」が出るまで、何度も見本を作り、試行錯誤をします。自分なりの答えを見つけて何度も失敗してからアドバンスを求めます。自ら悩み抜いた末に出した答えがあって本当の意味での「答え合わせ」ができると考えたからです。いろいろと試し、自分なりに「これだ」と思えるところまで突き詰める。その上で、最終的な正解を仰ぎます。、そのプロセスを経て初めて、現場での対応力に繋がると信じるからです。この不安との戦いを逃げてはいけません。
鳩山の地に立つ「幻」さんの建物が、何十年先も揺るぎないものであってほしい。その想いがあるからこそ、この小さな模型で何度でもやり直します。建前当日、すべての部材が組み合わさるその瞬間を目指して。 今日も、一歩ずつ距離を縮めていきます。



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