図面から「棒」へ。建築の精度を支える、世界に一本の物差し。

今日は、設計の要となる「矩計棒(かなばかりぼう)」を2本作成しました。これは、図面上の寸法を実際の長さとして木製の棒に刻み込んだ、その建物専用の「物差し」です。一本は実際の現場で使う実寸サイズ、そしてもう一本は「1/5模型」のための専用サイズ。高さの基準をすべてこの一本の棒に集約させることで、計算ミスを無くし、現場で狂いのない施工を可能にします。「なぜ、模型のためにわざわざ専用の物差しまで作るのか?」それは、模型作りを単なる「見た目の確認」ではなくて、本番と全く同じ精度で行う「一回目の本番」と捉えているから。目指すのは数値上の正しさだけでなくて、現場で木と対話しながら生む確かな品質です。この2本の棒には、屋根の勾配、梁の高さ、基礎の天端まで、建物のすべてが刻まれています。この「世界に一本の物差し」で模型製作を通して、理想の空間を形にします。

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