1月15日月曜日 「板矧ぎ(イタハギ)」をする理由

今朝も砥石を水に浸けて、木工手道具準備のルーティン。けやき化粧棚の製作に入っている。横幅50㌢奥行30㌢高30㌢程の小さな化粧棚を無垢のけやきから作る。木取り、木作りをした後で「板矧ぎ」をする。板矧ぎをするのは、天板、地板、側板2枚、中棚2枚、頬建1枚、開き扉1枚。

■「板矧ぎ」をする理由

分かりやすくする為に家族でご飯を食べる様にダイニングテーブルが欲しいとする。(製作とする)4人家族のテーブルの幅は90㌢は必要。30㌢の板を3枚矧いで「3枚矧」を製作すれば、幅90㌢の板ができます。木目を合わせて作れば見た目はそこまで大きく変わりません。でも径30㌢と径90㌢の丸太では、原木の価格は数十倍変わります。

何故そんなに違うのかというと「樹齢」です。

例えば日本の針葉樹の杉は平均で50年程で径30㌢になります。日本の桧は80年程で30㌢。90㌢を超える木は屋久杉や吉野杉など銘木巨木と言われるものになってしまうのです。

矧ぐ事で作り手は原価を抑えられ、買い手は購入しやすくなる。木を上手に活用する為に、矧の技術が生まれたのです。

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